江戸・上野・東照宮の石燈籠


東京は上野の東照宮に、初代宇和島藩主・伊達秀宗公
が、徳川家康のために献上した石燈籠があるという。
この写真及び説明は、東京在住のS氏より頂いたものである。
感謝

写真上右端の車の横のものがそうらしい。

写真にある池之端参道の石鳥居は、元々黒田忠之が
寛永3年に江戸城内紅葉山東照宮のために寄進し
たものを明治7年5月当地に移築したものだそうだ。


鳥居は不忍池に臨み、上野東照宮参道のうち「池之端参道」
入口に置かれたもので、石段を登りつめたところに見える最初
の2基並列の燈籠が秀宗公ご寄進のものである。以後表参道に
向かって諸侯寄進の石灯籠が並んでいる。

池之端参道は、表参道の脇参道の位置にあり、表参道とT字型で交わってる。

燈籠に刻まれた文字は、
左・慶安四(1651)辛卯 歴四月十七日
従四位下行侍従
伊達遠江守藤原朝臣秀宗

右・奉献 石燈籠 両基
武州東叡山
東照宮 御寶前

とある。宇和島伊達家に伝わる「伊達家御歴代事記」には
『承応元年(1652)壬辰二月十一日 上野ニ於テ 小出越中守 神尾主水正
両人 大名燈籠可建旨 場所差図在之 秀宗献上 同月十六日建立』
(朱書きで)但 桜田記録ニハ五月十六日建トアリ 

と書かれている。文書は後の時代に書かれたものらしいから、文書
の日付よりは、燈籠に刻まれている文字が正確ではないかと思われる。

東照宮は、栃木県日光のものが有名で、元和三年(1617)に徳川家康
(1542〜1616)の遺命により日光にまつり寛永11〜13(1634〜36)
徳川家光によって現在の日光東照宮の社殿が造営された。


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