宇和島関連の作品と作家(出身者除く)
この文は宇和島市の神応幸男氏より頂きました。
◎司馬遼太郎
題 名 | 内 容 | 書籍タイトル・出版元・価格 | |
花屋町の襲撃 |
土居通夫が幕末期、後家鞘彦六なる刺客であったというフィクション。 |
「幕末」文春文庫 700円 管理人注・これは作り話である。司馬遼太郎が第四十二回直木賞を「梟の城」で受賞した際、選考委員の小島政二郎は「これだけの手だれは容易にいるものではない、この大ウソをつく才能には、私は目を見張って感嘆した。吉川英治、白井喬二以後初めて見る大ウソつきだろう」と述べている。以後歴史作家と呼ばれるようになったが、小説として読まないと飛んでもない間違いをする危険性があることを認識すべし。 |
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伊達の黒船 |
提灯屋嘉蔵(のち前原巧山)が伊達宗城の命により蒸気船を造る話。 |
「酔って候」文春文庫 540円 |
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鬼謀の人 |
村田蔵六(大村益次郎)の話。花神の先駆をなす短篇。 |
「王城の護衛者」講談社文庫620円 |
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重庵の転々 | 吉田藩の話ながら、宇和島登場。 | 「馬上少年過ぐ」新潮文庫540円 | |
馬上少年過ぐ |
残躯は天の赦すところ……政宗晩年の漢詩。天赦園の名の由来。 |
「 〃 」 〃 |
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花 神 |
司馬遼太郎の宇和島関連作品の代表的長篇。昭和52年NHK大河ドラマ化。 | 「花神上・中・下」新潮文庫660・700・780円 | |
最後の将軍 | 伊達宗城ら登場。 | 「最後の将軍」文春文庫500円 | |
歳月 | 江藤新平。 | 「歳月」講談社文庫980円 | |
街道をゆくM南伊予・西土佐の道 |
宇和島紀行。 |
朝日文庫441円 |
「 司馬遼太郎 伊予の足跡 」 | アトラス出版1800円 |
アトラス「特集 宇和島文化紀行」 | アトラス出版630円 |
草の陰刻 |
地検杉江支部(宇和島)の怪火事件を発端とする長篇。 |
「草の陰刻」講談社文庫960円 |
彩り河 |
宇和島出身ホステスがからむサスペンス長篇。 |
「彩り河上下」文春文庫 上 ?円 下580円 |
梟示抄 |
江藤新平は宇和島から松丸へ決死の雪中逃避行をするが……。巨匠の名短篇。 |
「青のある断層」カッパノベルス890円 (管理人注)「西郷札」新潮文庫629円 |
ニコライ遭難 | 大津事件。 | 「ニコライ遭難」新潮文庫620円 |
長英逃亡 |
高野長英。 |
「長英逃亡上下」新潮文庫 580円 620円 |
ふぉん・しいほるとの娘 |
楠本イネ。 |
「 ふぉん・しいほるとの娘上下」 820円 860円 |
海の鼠 | 戸島のネズミ騒動。 | 新潮文庫(絶版か) |
研がれた角 |
隠岐から連れてきた名牛が、市営闘牛場になじめず負ける話。 |
「海馬(とど)」新潮文庫460円 |
楠本イネ | 「日本医家伝」講談社文庫660円 |
笹まくら |
徴兵忌避逃亡中の男が、山陰で宇和島出身の質屋の娘と結ばれ、宇和島に来る。戦後純文学の大御所の名著。 |
「笹まくら」新潮文庫620円 |
日本の町 (対談集) |
山崎正和(評論・劇作)との対談。宇和島について語っている。 |
絶版か 昭和56年初出 |
哀歌 |
「若菜集」所収。中野逍遙を追悼する作品。 |
入手可。 君がしらべの歌の音に 薄き命のひびきあり |
姉 |
作中、登場の「中村」という文学士が逍遙。 | その男は失恋して死んだ。その失恋した女は誰だと思う。僕の恋した女だ。 |
君臣船浪宇和島 きみはふねなみのうわじま ―宇和島騒動―」 |
明治6年初演。現猿之助が昭和52年復活上演。その際、来宇して和霊神社に参詣した。 |
台本、公演パンフレット。 数年前、歌舞伎座で公演あり。 |
思出の記 |
熊本→別府→宇和島→京都……、主人公は彷徨し、成長する。明治教養小説の代表的名作。 |
「思出の記上下」岩波文庫(絶版か) 管理人注・今治での生活を都合で「宇和島」に置き換えた事を知る必要がある。中には勘違いをしている人がいる。また、徳富蘆花は明治40年頃にウカンムリの富からワカンムリの冨に変えているが、この理由についても諸説ある。この小説が書かれたのは明治33年頃だと聞いているので、これは徳富でいいと思う。 |
娘と私 |
文六の二人目の夫人の生地岩松に逼塞中の回想。NHKの朝の連続テレビ小説の最初の原作。宇和島・岩松ロケありと記憶する。作中、宇和島は宇和島、岩松町は今松町。 |
― |
大番 |
ベストセラー。映画化され、知永峠、市内海運業者などロケ。菓子の名前にも用いられている。 |
ゼネックス復刊1997年 ? |
てんやわんや |
大ベストセラー。映画も大ヒット。作中、宇和島は宇和島、岩松は相生町。 |
「てんやわんや」新潮文庫540円 |
松風の門 |
八十島事件に材を取り、自由に改変。鬼ケ城で座禅。二代藩主伊達宗利も登場。1940年発表の短篇。 |
「松風の門」新潮文庫 620円 管理人注・これを読んだある人から、これは歴史的事実かと聞かれたことがあった。困ったことだ。 |
樅の木は 残った |
仙台伊達騒動の悪役原田甲斐を善玉に転化。宇和島は登場しないが、遠江守様(宗利)に伊達安芸が訴訟の協力要請をする場面ありと記憶する。作中の悪役伊達兵部の嫡子の奥方と子息は吉田領に預りとなり、大乗寺に墓所あり。 |
「樅の木は残った上中下」新潮文庫 630、590、630円 |
闘牛 |
井上靖の出世作。西宮球場への遠征興行の結末は? 芥川賞受賞。作中で宇和島市はW市。宇和島闘牛一躍有名。 |
「闘牛・猟銃」新潮文庫420円 |
高野長英 |
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朝日選書 |
海と風と虹と |
藤原純友の生涯活写。「平将門」と併せて「風と雲と虹と」と改題し、昭和51年、NHK大河ドラマ化。将門は加藤剛、純友は緒形拳。 |
絶版 |
絶海にあらず |
藤原純友が主人公。 |
愛媛新聞ほか地方紙に連載中 |
於雪―土佐一條家の崩壊― |
後半に、一條兼定の戸島逼塞が描かれている。由良沖でアレッシャンドロ・ヴァリニャーノ日本巡察司と対面。 |
中公文庫(絶版か) |
かげろうの館 |
一條兼定活躍。全編戸島が舞台になっている。直木賞作家田岡晩年の力作。 |
新潮社(絶版) |
堺港攘夷始末 | 伊達宗城登場。 | 中公文庫(復刻入手可) |
ネズミ島物語 |
児童文学の傑作。戸島のネズミ騒動。 |
「ネズミ島物語」偕成社 735円 残部僅少本 |
海の星座 |
宇和島真珠が克明に取材されている。 |
集英社文庫 絶版か |
四国宇和島殺 人事件 |
作者の旅情ミステリーシリーズの一つ。 |
廣済堂ノベルス800円 |
ダブル・トラップ | 人気作家の初期作品。駅前や観光情報センターが登場。 |
集英社文庫 540円 |
夕日と拳銃 |
伊達宗城の孫順之助の満州での活劇。一世を風靡した。 |
絶版か |
闘神 伊達順之助伝 |
著者晩年の力作。 |
文春文庫 |
凶徒津田三蔵 | 大津事件。 | 絶版か |
華山と長英 |
大衆髷物作家の唯一の歴史小説。 |
「華山と長英」春陽堂文庫 |
焔の男 |
長英登場の短篇。 |
不明 |
旅の重さ |
発表時は話題になった。少女が四国遍路の旅に出る。 | 映画化され宇和島ゆかりの女優高橋洋子が主演。映画はビデオ化。原作は絶版か。 |
四万十川 ―あつよしの夏― |
ベストセラー。宇和島が作中に少し出る。映画化。 |
河出文庫 宇和島にてロケあり。闘牛を見る場面、市立病院に来る場面など。樋口可南子、小林薫。 |
流転の海 |
人気作家宮本輝は本籍地一本松町にしばしば来ている。映画化。 |
新潮文庫 森繁久弥がロケに来宇したと記憶。 |
一外交官の見た明治維新 | 伊達宗城等登場。幕末の宇和島藩を活写。名著。 |
岩波文庫 上・下 |
四国さかさ巡礼記 |
宇和島は位置として世界有数の美しい町だと思う。四方に山があって、オーストリアのインスブルックを思わせるが、段々畑になっている宇和島の山の方が綺麗である。そして海も見える。港はフランスの南部のサン・ジアン・ド・ルースに劣らないで絵のように美しい。ただ町そのものはあまり印象的ではない。私が市長なら、港べりの家並を鮮やかな明るい色で塗らせて、店の看板をフランス語で書かせて、適当にベンチを配置させて、日本の地中海と宣伝する。それで宇和島で降りる画家らしい人たちにベレー帽と桃色のシャツをあげたら、フランスまで行けない芸術家は宇和島に殺到するだろう。東京から遠いに違いないが、フランスはもっと遠い。 |
「碧い眼の太郎冠者」中公文庫 絶版か |
宇和島出身文学者(物故者)
◎桑折宗臣(こおり・むねしげ)(俳人・歌人)
大海集 | 編著。寛文12年刊。 | ― |
文宝日記を読む |
桑折宗臣の日記をわかりやすく紹介。 |
篠崎充男著 県文化振興財団刊830円 |
著書多数 | 宇和島を代表する文学者。 | ― |
鉄道唱歌物語 | 中島幸三郎著 | 交通日本社 1964年刊 | |
愛媛子どものための伝記 第11巻大和田建樹・末広鉄腸・夏目漱石 |
愛媛県教育会刊 |
逍遙遺稿 |
27歳で失恋死した夭折の詩人 |
岩波文庫(絶版か) 日本現代詩大系第2巻檸檬社1988年刊 |
東洋城全句集 |
東京築地生れ。漱石に師事。昭和29年芸術院会員。 |
東洋城全句集刊行会 この他、全集中の一巻などあり |
南海の激浪 雪中梅 他、著書多数 |
南海の激浪は宇和島騒動を描く。雪中梅は政治・恋愛小説。二十三年未来記は30万部のベストセラー。(今なら500万部?) |
雪中梅は岩波文庫(絶版か) 他は古書店扱い |
愛媛子どものための伝記 |
第11巻大和田建樹・末広鉄腸・夏目漱石 |
愛媛県教育会刊 |
新粧之佳人 緑蓑談 他、著書多数 |
明治の一時期、超人気作家。宇和島藩お目付役の二男。義兄は最後の無礼討ちをした人。毒婦小説で大人気。政治小説も書く。「殺人犯」は日本最古の探偵小説との説あり。泰平寺の墓は現在無くなっている。 |
古書店扱い |
日本太古史 | 天下の奇書。 | ||
海洋渡来日本 史 |
カルト本・とんでも本の先駆。 |
「海洋渡来日本史 八切止夫編」日本シェル出版 「トンデモ本の世界」と学会:編 洋泉社 |
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星座とその神 話 |
原本は古書店で3万円。奇怪千万な る内容。 |
復刻版あり 八幡書店6800円 |
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旧約聖書日本史・世界思想の源泉・希蝋羅馬神話・プラトン全集(訳書)・酒の讃美と其哲学・バイロン・アニスタ経・日本民族祖先の雄図・耶蘇教の日本的研究・理想国・統合世界史・日本の使命世界の統一・東西西洋倫理学史・天魔の怨・東洋倫理学史・万国史・日本主義国救論…… 著書多数 |
インターネット古書店にあり |
句集「天の狼」 ほか |
祖父は藩医富沢礼中。旧町名富沢町の由来。赤黄男の作風はいわゆる家元俳句と異なり、孤高のものゆえ知名度は低いが、宇和島関連(川之石出身)文学者中、きわめて重要な存在。 |
朝日俳句文庫(絶版か) 愛媛新聞社が全集本の刊行予定あり |
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富沢赤黄男全句集 | 沖積社1995年刊 ?円 |
富沢赤黄男 | 四ッ谷龍著 | 蝸牛社1995年刊 ?円 |
海はいつも新しい 他、著書多数 |
日本の代表的な児童文学者の一人という。 | 現在手に入るものは子供向けの絵本のようなものがいくつかあるようだ。 |
築城三代 | 歴史短編集。 | 文芸春秋社(絶版) |
正保城絵図顛末 | 〃 | 〃 (絶版) |
他、著書多数 |
内外の城郭研究書や入門書、写真集。ワイン研究書、入門書。内外の旅に関する本、紀行など多数。 |
― |
自費出版・自分史・回顧録等を除く
◎棹見拓史(詩人・市内在住)
うすく笑う青空 | 詩集 | 創風社 2100円 |
うわじま物語 大君の疑わしい友 | 宇和島の歴史案内書。幕末維新期に言及する好著。 |
未来社 1575円 |
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御旗本物語 | 〃 1890円 | ||
悪魔のため息 | 〃 1573円 | ||
オーロラに駆けるサムライ | 山と渓谷社1631円 | ||
山の名前で読み解く日本史 | 同朋社1575円 | ||
山名の不思議 | 平凡社1260円 | ||
山の名前の謎解き事典 | 青春出版社550円 | ||
日本山岳伝承の謎 | 未来社1890円 | ||
富士山はなぜフジサンか | 山と渓谷社1260円 |
通天閣 | 土居通夫評伝。 | 創風社 2940円 | |
板島橋 | 〃 2100円 | ||
南予明倫館 | 〃 5000円 | ||
ふるさと・宇和島交友録 | 〃 2625円 | ||
忘れない中国・忘れたい日本 | 第三書館 2100円 | ||
上海タイムスリップ | 〃 2100円 | ||
中国大陸戦痕紀行 | 〃 3465円 |
天才の誕生 あるいは南方熊楠の人間学 |
熊楠研究書として出色。 |
岩波書店 |
兎の耳もう一つの伊達騒動 |
山家公頼暗殺事件の研究史を概括。好著。 |
創風社 1900円 |
大衆的知識人の時代 | 彩流社 | |
一世風靡語事典 | 大陸書房 | |
ブンカの傾向と対策 | 知人館 | |
全共闘・解体と現在 | 田畑書店 |
神宿る手 | 音楽ミステリー4部作 | 講談社(絶版) |
消えたオーケストラ | 〃 | 〃 |
ニーベルンクの城 | 〃 | 〃 |
美神の黄昏 | 〃 | 〃 |
作品集 髪を截る女 |
所収の「月島のサロメ」は月島図書館永久保存。中央区沿革図集「月島篇」に記録。「凪子の口笛」は八ツ鹿登場。「アンリエット妖変」は日振島登場。 |
実業之日本社(絶版) |
水のゆくえ | 長篇恋愛小説。 | 角川書店(絶版) |
ヴァルハラ城の悪魔 | ミステリー。 | 講談社ノベルス(絶版) |
世界の中心で、愛をさけぶ | 長篇。宇和島舞台 | 小学館 1470円 |
きみの知らないところで世界は動く | 長篇。宇和島舞台 | ポプラ社 1575円 |
ジョン・レノンを信じるな | 長篇。宇和島舞台 | 角川書店 1680円 |
もしも私が、そこにいるならば | 作品集。 | 小学館 1365円 |
満月の夜、モビイ・ディックが | 作品集。 | 〃 1365円 |
雨の日のイルカたちは | 作品集。 | 文藝春秋社1300円 |
空のレンズ | 作品集。 | ポプラ社 1470円 |
謎解き「世界の中心で、愛をさけぶ」 | いわゆる便乗本。 | 夏目書房1260円 |
芭蕉忌や母は宇和島の人の由 小泉英 |
藤堂高虎の縁により母は宇和島の人という説あり(これに関しては異論が多い) |
明治・大正のジャーナリスト。 |
明治九年元結掛生れ。「宇和島鉄道唱歌」を作詩。「鉄道唱歌」も実は小林の作で、師大和田建樹の名で世に出したとの説あり。 |
絵画・彫刻・人形・面などの制作。 |
明治十年須賀通生れ。杵築市の安住寺で没。享年75。 西江寺の閻魔像。作品の多くは安住寺の天心館に保存されて、杵築市はよく顕彰している。 |
日本画家。 |
明治十二年富沢町生れ。大阪で画業に励み、文展に入選。サンフランシスコ万博にも出品。京都に居を移し、帝展に入選。しばしば帰郷し、紀元二千六百年奉祝美術展覧会に「闘牛」を出品。昭和42年10月19日没。墓は選仏寺。「鹿図」「山水図」など、木屋旅館平川氏蔵。 |
彫塑家。 |
明治十五年神田川原生れ。大工をしていたが上京して彫塑界で名を成す。学閥の関係で不遇。 |
挿絵画家。商業デザイナー。 |
明治二十八年生れ。一世を風靡した。 |
映画監督。時代劇の巨匠。 |
父親が父祖の地宇和島に赴任して一年目の明治三十一年に生まれた。「忠治旅日記」「下郎の首」「丹下左膳」「王将」「反逆児」など傑作多数。昭和37年紫綬褒章。有志による生誕碑あり。 |
画家。 | 大正二年生れ。帝国美術学校在学中から、シュールリアリズムの画風を確立し、戦後は既成画壇を離れて宇和島で制作を続ける。 |
漫画家。(本当は南宇和郡生まれ?) | 宇和島生れということになっている。1942〜99。1959年デビュー、70年代から人気を集め、ナンセンスギャグ漫画の帝王として一生風靡。 |
アニメ監督。(管理人の同級生) |
西海町生れ、宇和島城南中・東高校卒。多摩市在住。世界名作劇場で「若草物語」「家なき子レミ」「トラップ一家物語」など多くを手がける。劇場アニメ「機関車先生」(伊集院静原作)。 |
美術家。著述家。造本家。 音楽家。 |
昭和三十年生れ。妻の実家のある宇和島を創作拠点とす。 コラージュ絵画、ゴミ・ガラクタを寄せ集めるオブジェにより脚光を浴び、多彩かつ多産な活動を展開。国内外で高く評価され、ウイリアム・バロウズ、坂本龍一、筑紫哲也、藤原新也、武満徹らに絶賛されている。 |
※上記文章は神応幸男氏によるもの。ほかに管理人が気がついた人物に下記の人がいる。末広鉄腸の孫、末広恭雄は宇和島とは関係無いために省いた。
ある日の夕方、職場にやって来た、HN「半ソデ君」から突然、これを載せて、と脅迫を受けました。かたくなに拒んだのですが、彼の脅しに屈し載せる事になりました。下記のものはすべて「半ソデ君」の文章で、管理人は一切責任はありません。故人、現在活動中の人の区別、作品の内容、宇和島とどのような関連があるのかは説明がないため不明です。
半ソデ君は「載せろ、載せろ」と騒いだあと、疾風のようにどこかに消えて行きました。
直 遊紀 作家
片山 香 作家
兵頭 俊朗 木版画家
森本 秀樹 油彩・水彩・ミクストメディア
西村 幸生 油彩
西河 保 水彩
杉脇 芳幸 洋画
岡田 卓也 彫刻
増田繁 臣 陶芸
浜田 泰介 日本画家
笹沢 佐保 「遥かなりわが愛を」
難波 利三 「華やかな葬礼」
志茂田景樹 「星の四国路殺人紀行」
津村 秀介 「諏訪湖殺人事件」
逢坂 剛 「禿鷹の夜」シリーズ (この後「半ソデ君」から、『この本にはただ宇和島という名前の人が出ているだけなのに、おまえは何を考えているのだ』とまた脅された。)
◎神津 陽 沈黙を破り、新作発表
「新選組多摩党の虚実」
−土方歳三・日野宿・佐藤彦五郎− 彩流社・刊 1800円(税別)
◎大塚 紫麦(おおつか しばく)
− | 明治初期旧派俳人として活躍。明治5年「還暦賀章」を出す。土居通夫は弟。 |
◎野中 重吉(のなか じゅうきち)
画家 明治42〜昭和11年(1909〜1937) |
宇和島商業学校、東洋美術学校卒。国展に版画、独立美術展に水彩画入選。 |
童謡作詞家 明治27〜昭和49年(1894〜1974) |
東洋大学卒業後、北原白秋主宰の「誌と音楽」「近代風景」に研究や作品を発表。昭和5年童謡集「山のあなた」に約60編の誌を収める。 |
◎楳崎洙雀(うめざき しゅざく)
画家 明治28年〜昭和44年(1885〜1969) | 宇和島市大浦に生まれる。上京して橋本関雪に師事、後京都に出る。帝展特選、日展委嘱。 |
◎青山 好恵(あおやま よしえ)
明治5〜明治29年(1872〜1896) | 西河通徹に師事。末広鉄腸の「関西日報」に勤務。朝鮮で「仁川日報」創刊。朝日新聞勤務 |
◎久保 喬(くぼ たかし)
明治39〜平成10年(1909〜1998) | 太宰治等と同人誌「青の花」発行、日本文学会新人賞候補となる。児童文学同人誌「少年文学」に参加、「ビルの山ねこ」で小学館文学賞受賞。「赤い帆の船」で日本児童文学者協会賞受賞 |
◎井上眞介
映画監督、脚本家 | 昭和23年生まれ。NHK「つぶやき岩の秘密」助監督でデビュー。石川セリの歌う、主題歌も作詞。東映助監督を経て独立。哀川翔、竹内力などのVシネマの脚本などを手がける。中島丈博プロ 「夏の別れ」・現在追跡調査中 |
◎月光 洗三
作家 本名・三好季雄(−すえお) |
明治37年宇和島に生まれる、早稲田英文科卒 昭和20年代に、少年少女向けの時代小説、冒険小説を数多く雑誌に発表。平成3年、日立市にて没。代表作「八幡船の美女」ほか |
宇和島市出身・画家 千葉県在住 |
昭和26年(1951)宇和島市の鶴の湯の近くで産湯を使う。 天神小学校、城南中学校、宇和島南校を経て武蔵野美術短大油絵専攻卒。絵には見る人の郷愁を呼び起こす何かがある。私の高校時代の登山部の同級生の従兄弟だった。 |
宇和島市出身・画家 川崎市在住 |
昭和33年(1958)宇和島市に生まれる。父・玉神正美が映画看板の絵師であったことで、いつも周りに絵がある環境で育ち自然と絵を描くようになる。 父より独自の油彩画法を学び、1980年(21歳)に画家として進むことを決意し独立。1987年よりアクアリウムの連作を描きはじめ、現在のスタイルの出発点とする。(氏のホームページ紹介欄より引用) |
伊藤 渓水 追補
大阪府の池田市立歴史民族資料館では、平成10年10月「日本画家―伊藤渓水―その作品と生涯」と題し特別展を開催した。
その時発行された資料はまだ残っていると思われる。一部900円(送料別)だったかな?
かなり詳しく彼の紹介をしている。なお彼の生年はネット検索では見つけた人名録では誤って明治13年となっているが、正しくは明治12年1月8日生まれ。古い美術年鑑でも誤って記載されているものがあるらしい。墓は宇和島市の選仏寺にあり、最愛の妻キクと共に眠っている。(昭和42年10月19日没、享年89歳)
ドナルド・キーンの文章追補
『碧い眼の太郎冠者』 の中 【四国さかさ巡礼記】 より
愛媛県の項 前略
道後温泉には客が少なくて、私の泊まった宿はしんとしていた。女中さんに松山のことを聞くと映画館しか知らない。宇和島の人だという。私が「明日宇和島へ行きます」というと、女中さんはびっくりして「何を見るのですか。宇和島には何もないじゃないですか。松山の方がまだましです」。私は別に返事をしなかったが、お国自慢のない人は可哀そうだなと思った。
宇和島は位置として世界有数の美しい町だと思う。四方に山があって、オーストリアのインズブルックを思わせるが、段々畑になっている宇和島の山の方が綺麗である。そして海も見える。港はフランスの南部のサン・ジアン・ド・ルースに劣らないで絵のように美しい。ただ、町そのものはあまり印象的ではない。私が市長なら、港べりの家並を鮮かな明るい色で塗らせて、店の看板をフランス語で書かせて、適当に花とベンチを配置させて、日本の地中海と宣伝する。それで宇和島駅で降りる画家らしい人たちにベレー帽と桃色のシャツを上げたら、フランスまで行けない芸術家は宇和島に殺到するだろう。東京から遠いには違いないが、フランスはもっと遠い。
宇和島から南へ行くならバスだけがある。別に何も異常な景色を期待していなかったが、バスの窓から見た四国の海岸は見事であった。海と川、山と平野、綺麗な村と淋しい無人の地----変化極まりない旅であった。清水に着いたときもう暗かったが、頭はまだ色どられた数々の景色で一杯であった。バスの駅の隣の店で旅館のことを調べた。私は主人に景色のすばらしさを褒めると、「そうですか。私なら熱海の方の景色が好きですね。ここの景色には変化がないですもの」と云いながら吸殻を灰皿にもみけした。
以下略 高知県になる
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