〜まりの勉強

宇和島言葉に「〜まり」と言う表現がある。私も忘れていたが、数年前高知大学の先生から、これに

関して尋ねられ、思い出した次第であるが、だんだんこの「〜まり」について興味を持ち始めた。

面白い事に、英語の疑問詞につながりを感じる。

when 何時(時間)

where 何処(場所)

who 誰(人物)

what 何(物)

how (方法)

why 何故(理由)

このうち、何時(時間)、何処(場所)、誰(人間) 何(問題)は簡単に例文ができるが

why、 what、はなかなか見つけられなかった。ただhow(方法)と言う意味で

どうまり と言う表現があるので無理矢理こじつけた。新・不明解宇和島語事典

にも例文を出しているが、ここでは「〜まり」の使用例を述べておく。

何れも否定的な意味合いで使用されるが、逆否定で肯定的な意味もある。

why  は思い浮かばなかった。(例文の上は否定、下は肯定)

 

言葉

例文

意味
いつまり (何時まり) うちは忙しいけん、いつまり来てもおらんで 私は忙しいから、いつ来ても居るとは限らない、(居ないよ)
こがいに綺麗な夕焼けはいつまり見れんで こんなに綺麗な夕焼けは滅多に見ることが出来ない
どこまり(何処まり) 誰がみよるか判らんけん、どこまりゴミ捨てられんで。 誰が見ているか判らないから滅多なところにゴミを捨ててはいけませんよ。
こがいな美味しい酒は何処まりないのー このような美味しい酒は滅多なところにはないな
だれまり(誰まり) これは秘密やけん、誰まり言われんで。 これは秘密だから滅多な人には言っては駄目ですよ。
こんな上手な絵は誰まり書けんで このような上手な絵は誰もが書ける訳ではない
なにまり(何まり) そがいな事言われたら何まり出来んが。 そんな事を言われたら滅多な事が出来ない。
肯定的な例文は思い浮かばんで
どうまり 否定的例文は思い浮かばん
苦労したけんどがどうまり出来たや。 苦労したけれどどうにか出来ました。
ぼさーっとせずにどうまりせーや! ぼさーっとしていないでどうにかしろ!

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