新不明解・宇和島語辞典 

宇和島方言集

管理人の記憶にある方言(関西地方の言葉と共通なものがかなりある)
一概に宇和島地方の方言と言っても、浦方(海岸部)と山の方ではかなり異なる。

おー、浦方(うらかた)なんて言葉は久しぶりに使った。感動!
市内でも、生活環境ではまた異なってくるだろう。以下のものは、私が使った覚えがあり、その意味も分かっているものの一部である。
一部はコーチャン提供で私は知らなかったが、老母に確認してその存在を確認したものも含まれる。

差別用語、蔑称、下ネタは極力避けたつもりである。もしあればご容赦を 。

「新明解国語辞典」に俗語として載っているものは省いた(つもり)
検討委員会では、共通語としてかつては存在した言葉でも、この辺りの主に老人だけにしか使われていない言葉も記念品として載せることにした。

(意味は管理人が覚えているもので、本来の意味とは違うもののあるかも知れない)

 同=同じ意味の言葉、反=反対語、例=使用例、意識的に方言を使った
平成22年7月4日 「わやく」再確認=なんと「穂積歌子日記」の明治32年4月14日の中に「晴子此頃わやくになりたれば、こらしめのため…」
            と言う文を発見。が、念のため広辞苑を調べたら「わやく」ワウワク(枉惑)の転と書かれていた。ちょっとがっかり。私の世界は狭い。
平成22年9月22日 「とひょうもない」
平成22年6月2日 よったり
平成22年5月11日 おけんたい
平成22年3月27日 ぞーよ、ずつない うずむ 追加
平成22年2月10日 みぞご
平成22年1月31日 なへ?なっそ?なせ?
平成22年1月26日 「さーさー」「せつく」追加
平成21年12月16日 はすい 追加
平成21年12月9日 おとめ 追加
平成21年8月31日 なんな!
平成21年7月29日 よせる 追加
平成21年5月24日 「おひねり」追加
平成20年9月28日 こえる、ふとる追加(毎日新聞でこの歳になって方言だと判った。恥ずかしい)
平成20年6月8日「〜まり」追加
宇和島出身のトンデモ学者か天才かはたまた奇才か鬼才か?あの木村鷹太郎氏が明治の時代に「宇和島方言」とギリシャ語ラテン語などをを
無理矢理こじつけたような解釈を発見。緑色で入れてみる。出典「日本太古史」(明治44年博文館発行)

お断り・方言だと思い込んでいて、実は方言ではなかったものもいくつかあったことに気がついたので、断わっておきます。
随時削除します。

あいこ 名詞 引き分け 五分五分 例・これはあいこにしょうや
あいと 名詞 あの人、あいつ。三人称は他に多くあるが、例文では「あいと」に統一した。
あおじ 名詞 内出血でできた青あざ
あげる 動詞 おう吐する  例・車ん中で気色悪うなってあげた
あじゃくる 動詞 からかう 同・あちゃくる。おちょくる 例・そがいあじゃくるなやー 
あつけ 名詞 暑気 日射病 例・そがいな日向で帽子も被らんとしよったらあんたあつけするぜ
(あ)っつろう 同意語 あったでしょう? 例・そこにあっつろうが判らんのかや(そこにあったでしょうに判らないのですか?
動詞のあとに「つろう」と付ける。見る=みつろう? 行っつろう? 呼んづろう?書いつろう? 「○○やろ」「○○たろう」と同じように使われる。
今山田三左衛門がつらつら思うに、あ行だけ促音便になるかと思っていたが取る=取っつろ?と言うのもあった。着るの場合は着つろう?(着たでしょう)だが「切る」の場合は「切っつろう」になる。その違いは今は不明、死ぬる前には解明したい。
あて 名詞 酒のつまみ(子供の頃は酒を飲まなかったので知らなかった)
あんまし 副詞 あまり  例・あんまし面白うなかったわや。
あらく 動詞 間隔をあける 類・名詞・あらき=間隔
例・あんまり間(あいだ)あらくといけんぜ そこはもっとあらけや。(あいだを空けろ)
あらしい 形容詞 乱暴な、荒々しい 例・そがいあらしいことすなや
あんやん 名詞 兄さん (男の)若者 反・あねやん
いがむ 形容詞 歪む  例・そがいにしよったらいがむぞ 類・えがむ
いきし 名詞 行く途中 類・いきしな 反・かえりし、かえりしな
例・行きしに寄るけん、待っとけや。
いきずむ 動詞 (息を止めて)力む 例・そがい息ずまんでええが
いけん 形容詞 悪い、良くない 例・あの子もいけん子やねー(悪い子だね)
いけん 連語 行けない、行かれない 類・いけれん
 例・わし、用があるけんいけん  
いご 名詞 顔をしかめ、いーんと相手をからかう表情
いごく 動詞 動くの変形 例・わしがええ言うまで、いごくなよ。
いころ 名詞 根性 覇気 パトス 例・あいとはいころがあるねや。
いじくる 動詞 @触る(いじるの変化) Aいじめる
 例・壊れるけんそがいいじくるなや(さわるの場合)
   Aあんたもそがいいじくりさんなや
いしぐろ 名詞 石を集積したもの(川の中に魚、ウナギを集める場所として作る)
いそしい 形容詞 おちつきのない 例・あいとはいそしいやつやねー
いっとき 名詞 しばらく 例・いっとき会わんかったな(しばらく会わなかったね)
       いっとき待ちよったらええわえ(しばらく待っていたら良いでしょう)
これは三省堂発行の「新明解国語辞典」にきちんと言葉として掲載されているが私の判断で死語に近いために一応方言に入れた
いっぷり 名詞 ガンコもの、変人、一徹な人 (どちらかと言えば変人に対する肯定的な評価)
例・やっぱしあいとはいっぷりじゃ
いつまり 副詞 否定的な無原則時間。例・いつまり行ってもおらんぞ
(かってな時間に行っても居ないぞ)
いつもかつも
(いっつもかっつも)
副詞 しょっちゅう、四六時中 例・いつもかつも酒ばっかし飲んでからに
いなげな 形容動詞 奇妙な、おかしげな(異な気なから来たのか?) 
例・そがいないなげなこと言うなや
いねいね 名詞 五分五分(試合、勝負事で)
いなせ 動詞(使役) 帰らせろ 例・あいとあつかましいけん、いなせ
(あいつは、あつかましいから、帰らせろ)
いびしい 形容詞 着ている衣類が雨(水)に濡れてうっとうしい様
 萎靡から来た? 例・いびしいけん着替えてくらえ(濡れて気持ち悪いから着替えてきます) 岡山県でも使われているらしい。意味は少し違っている。(岡山では気味が悪い、という恐怖感を表すらしい)
いぬる 動詞 帰る(古語から) 例・わし、腹へったけんいぬる
いる 動詞 入る うちでは風呂に入(はい)る事を「風呂にいる」と言っていたが他家でも言うらしい 例・そしたら、わし先に風呂入るぜー
いろせな 形容動詞 変わった。奇妙な 例・いろせな人がおんなはるなし。いろせなことしなはんなや。類・よもしれん 私は「いろいろな(様々な)」と理解していた
いわえる 動詞 結ぶ、結わえるの変化か 例・そん紐いわえてくれや
いを 名詞 うお 魚 例・いを取りいくかや
うさる 自動詞 紛失する 類・うさす(他動詞)(失さるからか)  例・財布がうさってしもた
うずむ 動詞 抱え込む。例・おまえ一人がそがいにうずむなや(おまえ一人がそんなに抱えこむな)
うっとこ 名詞 私の家(うちのところの変化か?) 例・「うっとこ」きさいや(私の家に来てください)
うんすけ 名詞 主に焼酎等を入れる容器。一斗と一斗五升の二つがある。昔は何処の酒屋でも普通に使っていた。酒屋で使用したのは主に茶色の焼き物、漢字では「雲助」と書くらしい。
えー 形容詞 良い 全般的に「良い」を「えー」と言う。関西全般と同じか
例・えー顔しとる、えー天気やが、えー嫁さんもろたねや
えがむ 動詞 歪む  例・そがいにしよったらえがむ
えせかん 名詞 お調子者 例・あいとはえせかんやが
(どちらかといえば好意的な評価ではない)
えぶ 名詞 会符(えふ) 荷札 えぶふだ、とも言う
うそこ 名詞 物品を賭けない遊びでの勝負 反・ほんこ  
うつぱん 名詞 関東で言う「めんこ」のこと。食べるパンと区別するので「うつぱん」と言っていたのか。「うっぱん」と言うこともある
えらい 形容詞 一般的な偉いと言う意味の他に、@疲れる、身体がきつい Aご飯が固くなった状態を言ったような 例・身体がえらいけん帰ったで  この飯えらいなー 
えらそうばる 動詞 威張る  例・そがいえらそうばるなや(=えらそばる
おーけな 形容詞 大きなの変形 例・おーけな鯛やのー 反・こんまな
オイノコ 名詞 これ大国神の別名なり、希鑞語 オイノコス(綴りが見えん)にして酒を造り、酒を注ぎた大酒杯を持つ者を意味せる語なり
おぎょーぎ 名詞 正座 幼児語 例・おぎょーぎに座らんといけんぜ  お行儀(礼儀作法)から来たのだろう。 それにしても。大学時代、ある武道の部活で、練習前に武道場で正座する時、岡山から来た人がべべちゃんこと言ったのには全員ずっこけた。
おけんたい 形容動詞 平気で(なになにを)する(悪い意味)(無神経) 例・あの人は誰にでもおけんたいでものを言いなはるけん。(あの人は誰にでも平気でものを言うから)(注・私は知らなんだ、コーヘーチャンから教えてもらって母に聞いた。コーヘーちゃんは宝箱だ)
おしめ 名詞 しめ縄 例・あっ、おしめ買うの忘れとった
おせ 名詞 大人 成人 例・おせしか見たらいけんのと
おせらしい 形容詞 大人っぽい 同・おせらしゅう例・おせらしいのー
おちょくる 動詞 からかう 同・あじゃくる
おつくばみ 名詞 (主に子供が)正座の姿勢をとる事 例・ちゃんとおつくばみしさいよ
おっちょろ(おっちょろべんけい) 名詞 ベンケイガニ
おとろしー 形容詞 恐ろしい 同義・おっとろしー  例・なんとまー、おとろしー話やのー
オトロシヤ 形容詞 「恐ろしや」なり、これ羅典語 atrocis 即ち恐ろしき、或いは残酷なることを意味する語と同一語にして「ア」音の「オ」音となりて「オトロシヤ」となりしなり。東京にては「オソロシヤ」と謂ふ。「ソ」は「ト」の訛りなり。
おっとろしや 感嘆詞 驚いた時に思わず発する言葉 例・おっとろしや、たまげたねや 定番方言である
おっとろしや!石川県でも方言としてあった。
おっぱ 名詞 おんぶする事  例・こいや。おっぱしてやるけん
おとめ
名詞 お返し。これはもう死語に近いだろう。
突然自宅で来訪者から贈り物をもらったときなどに、手短な品でお返しをする。こちゃんちではマッチを「おとめ」に使っていたとか。我が家では半紙をあげていたような気がする。
語源に関しては全く不明。客を停めておくことからか?または贈答のやりとりを終わりにすることからか?
おばち 名詞 しっぽ  例・あのおばちが黒い犬のことよ
おひねり 名詞 按摩 最近は死語になっているが50歳代の人には通用する。例・この前○○でおひねりしてもろうたらちーと楽になった あんまで身体を揉んでもらうからなのだろう。
(おをのけて「ひねり」だけでは言わない)
おまち 名詞 市内中心部、繁華街(松山育ちの家内は知らないから方言か?)
郊外の人が旧市内をさして言っていた
おもやい 名詞 仲良く、共有して使う事(道具、遊具などに使う)
例・そがいに喧嘩せんで、おもやいで使いなはいや(そんなに喧嘩しないで、共同で使いなさい)
おらぶ 動詞 叫ぶ(これは関西全般で使われているかな) 例・うるさいけん、そこでおらぶなや
おわえる 動詞 追いかける 同・おわいつける 例・犬がおわえてきてなし
おんごく 名詞 遠国 山奥 例・こがいなおんごくまでよう来なしたなし
おんた 名詞 (動物、昆虫の)オス 反・めんた
おんだら 名詞 私たち あなたたち(おんどれに近いか?) 例・おんだらもいぬけん
おんびき 名詞 動物のカエル  例・おんびき飛んでも休みが長い
かいがいばんこ 名詞 交代交替 
例・かいがいばんこに使いさいや(交代で使いなさいよ)
かいぼし 名詞 干したイワシ
かえこ 名詞 交換 動詞=かえこする  例・うちんのと、あんたのとかえこせん?
かえりし 名詞 帰る途中 類・かえりしな 反・いきし、いきしな
かく 動詞 持ち上げる  かつぐ (古くは籠をかく、と言われるが、当地では持ち上げる事を一般的に言う) 例・机かくけんそっちを頼まえ(机を持ち上げるからそちらを頼みます)
(どこも)かしこも 代名詞 これは、古語の彼処(かしこ)から来ているのか?「どこもかも」という意味であるが、接頭語「どこも」という言葉とセットになっている。例・どこもかしこも、きさがして。(どこもかもちらかして)
かちます 動詞 ぶん殴る 例・そがいな事言うたら、かちます
かっこ 名詞 女の子の下駄
かっぽ 名詞 泡 例・鼻かっぽ
カッポ 名詞 これ宇和島語「泡」を意味す。意ふに西洋諸国の「帽子」を意味せる Cap Kappe Kappa と同語にして物の頂上に在りて、帽子状圓球を為せるものゝ稱と同一語なるが如し。何となれば水の泡は球形を為せること帽子の形状と同一なればなり。
がっぽし 副詞 がっぽりの意味(思う存分沢山) 同・ぼっこし、ぼっこり、 ごっぽし
かねちゃん 名詞 金持ち  例・あいとんとこかねちゃんやね
がめる 動詞 盗む 
かむかえ(い) 良いよ。例・「これ食べてもかんまんかな?」「かむかえ」
かんまんかと
言う問いへの肯定的な表現(大阪のSさんヒントありがとうございます。)
〜かや 副詞 末尾を上げて質問文にすると 〜の動詞の勧誘、同意。
例・おー、海に行くかや (海に生きませんか?)いけるかや
〜かや 副詞 かやを強めて、下げる音だと、逆に否定、打ち消しの意味になる例・あいとが海になんかいくかや (あいつが海になど行くもんか)
からこうて 形容動詞 むりをして  例・そがいな体やったら、からこうて来ることなかったのに
かろう 動詞 (同義・かるう) になう、背負う。これって標準語じゃなかったのかな?
がんご・やん 名詞 髪を振り乱したお化け(我が家だけかと思っていたら、先生の本に「がんご」があった)
かんまん 連語 良い 構わない 例・上がってかんまんで 大阪弁のかめへん
かんちまんま 名詞 しんがあるよく炊けていないご飯(かんちめしとも言う)
きいき 名詞 幼児語・病気(もしかすると?我が家だけ?)
きさがす 動詞 物を広げちらかす 例・そがいにきさがすなや
ぎすい 形容詞 けちな、細かいことに文句をつける、人間的に気の小さい せこいと同じ意味か
きびす 名詞 気分 例・きびすがえーのー。
きんま 名詞 山で使う木のソリ 木馬
くちじけ 名詞 唇が荒れてひび割れる病気・口角炎例・いけなや、くちじけができて、笑ろうたら痛いてや。(駄目だ、くちじけが出来て笑うと痛い)
ぐつがええ 形容詞 使い勝手が良い 例・この椅子はぐつがええ
ぐつが悪い 形容詞 使い勝手が悪い。例・この椅子ぐつが悪い
沓から来たのか?身体と関連のものによくつかわれる。)
くぶる 動詞 結ぶ、結わえる 例・おーっと、きつうくぶっとらえ
〜 くる 副詞 〜の補完。例・いんでくる(帰る)止めてくる(止める)読んでくる(読む)見てくる(見る)動詞を補完するだけ。再び来るわけではない。
ぐゆみ 名詞 グミ(グミ科の植物、実が食べらる)
げつ 名詞 一番最後、びりっけつ (けつから来たのか?) 例・おまえがげつやが
けっちん 名詞 クランクでエンジンをかける時、逆回転すること(語源不明) 例・おーっと危なや、けっちん食ろうたぜ
げっぽ 名詞 同上 例・おらがげっぽやった(私がビリでした)
〜けん 接尾語 〜だから 例・ほんやけん、気ぃー付けー言うたやろが(それだから気をつけるように言ったでしょう)
(腹が)こえる 形容詞 おなかいっぱいになること(同=太る)
例・そんだけ食べたら腹が肥えたやろ。
こがたな 名詞 肥後の守、折りたたみ式のナイフ全般(小刀)
こげる 自動詞 「焦ぐ」から来たもの、ご飯が焦げるなどの使い方は共通語であるが、この地方では「日焼け」することも「こげる」という 例「今日は陽にこげるけん、いかんぜ」提供・吉田の秋田さんに言われて思い出した)
こげた 形容詞 日焼けした 例・あの人がいにこげたね(あの人はすごく日焼けしたね)
こさぐ 動詞 削りとる(主に鍋や釜にこびりついた、ご飯、おかず等を)例・おひつこさいどきなはいや。
ござす 自動詞 在る。ござるの変化か? 例・そうでござしたか(これらはもう老人の日常語でしか使うことはない)
ござしょう 在るでしょう。 例・そこにござしょう(老人語・丁寧語)
こしくれ 名詞   軟弱なもの 例・いけん、あそこの木はこしくればっかしよ
軟弱な人 例・あいとは、こしくれやが(あいつは役立たずの軟弱な人間だ)
こそばい 形容詞 くすぐったい 動詞・こそばす  例・こそばいけんいろうなやー、(くすぐったいからさわらないで)
ごつい(ごっつい) 形容詞 分厚い 例・ごつい本やねやー
ごっつりあい 名詞 鉢合わせ
ごっつんこ 名詞 同上の幼児語か? 例・ごっつんこした
ことのすにならん 名詞 役に立たない 例・ほんとにあいとはことのすにならんやつやの−(本当にあいつは役に立たない人だね)
(ことのす、だけの肯定では使わない)
こらえる 動詞 標準語では、「堪える」でこれも使うが、宇和島では、許す、認める、と言う意味合いにもなる。
例・いたんだや、こらえてくれ(壊れた、勘弁してくれ)。あいともわざっとやったんやないけん、こらえちゃれやの (あいつも故意にしたのでは無いから許してやれよ)    (我慢するところから来たのか)
こもる 動詞 潜る 例・お前底までこもれるかや(おまえ、底まで潜ること出来るか)
こわす 動詞 お金を細かくする ・悪いけんどが、このお金こわしてや
こん 名詞 個の変化か? 数える単位 例・魚を一っこん釣ったや。(一匹釣った)
形状の小さいものだけに使用、大きなものには使わなかった。
こんまい 形容詞 小さい ・なんとこんまい魚やのー(なんと小さい魚だなー)
さ−さ(ー) 連語 そうそう 例・「今日はがいに冷やいなし」「さーさー、その事よ」
これは立派な方言やった。サンクス・コーヘーチャン
さかし 名詞 さかさ、逆向き  例・あいと帽子をさかしにかむいとるで
さし 名詞 物差し(毎日新聞で地方によって呼び名が違うと書いてあったので)
ざっと 名詞 好い加減(適当な) 例・あいとのやることはざっとしとるけん 類・ざーっと
ざーざー  名詞 同上 例・ざーざーなことやんなや。(好い加減な事をするなよ
さっぱし 形容動詞 さっぱり 例・いけんぞ。さっぱし網にかからんぜ
さとい 形容詞 損得に敏感な人、強欲と言うほどの強い非難はないが好意的表現ではない 例・あいとはさとい
ざまくれ 形容詞 みっともない、情けない 例・あいともざまくれわいね(あいつも、情けないやつだ)
さぶー 形容詞 寒い  例・「おーさぶー」
じーと 副詞 @じわじわ、少しずつ 例・じーと行かんと、とんぼが逃げるぜ
(じーっと) 副詞 A静かにする、動かないでいる 例・じーとしとかんと怒られるで
〜しな(〜し) 〜している途中(本来は直前か?)  例・食べしな 読みしな 行きしな (寝しなだけは直前のこと)
しもる 動詞 沈む 例・そがいに乗ったら船がしもる
しまう 動詞 片づける。終わりにする。例・もうしまうぜ(もう止めるよ、もう片づけるよ)
しもた 感動詞 しまった。失敗した。類・しもーた 例・しもた!金忘れたや。
しもた
(しもーた)
動詞 仕舞った。過去形だけしかない。(文字にすると上と同じだ)例・道具しもーたか?うん、しもたしもた。(道具は片づけたか?はい、片づけました)
死ぬる 動詞 死ぬ(古語から)改めて文字で見たら全く古語だ。
  例・そがいな事しよったら死ぬるぞー(そんな事をしていたら死ぬぞ)
しわい 形容詞 しぶとい? しつこい? したたかな? 思い通りにならない  人につかう時は良い意味には使わないようだが、この木は「しわい」 と、折れにくい木をさして言った覚えがある。例・あいともしわい奴やの
しばく 動詞 叩く 例・しばいちゃろか(叩いてやろうか)
しゃぐ 動詞 つぶす、踏みつける、轢く。 例・ありゃ! カエルをしゃいだや。車が人をしゃいだ
じゃんまー 名詞 じゃんけんの事 類・ちんけん かけ声で「じゃんまー・えす」と言ってじゃんけんをしていた。女子は「ちんけんちくりの北海道はさーむいな」と言っていた。
しゃしゃぶ 名詞 グミの一種、グミに比べて実は渋い。秋グユミ
しゅむ 動詞 しみる 例・この薬はようしゅむ
じるい(じゅるい) 形容詞 ぬかるんでいる 例・道がじるいけん靴が汚れたやろが
しわく 動詞 叩く  例・しわいちゃろか(叩いてやろうか)
しんきな 形容詞 のろい 遅い  例・あいとはしんきなねや(あの人はおそいねー)
しんこ 名詞 芯 例・このゴマしんこがいがんどる
名詞 人間の形状の穴 鼻のす 耳のす 
すいすいこんぼ 名詞 ムラサキカタバミ、帰化植物。
この名前で検索したら一件でてきた
すいで 名詞 魚をすくう小さな網。虫取り網
すかす 動詞 隙間を開ける 例・すぼって目が痛いけん、ちょっと戸をすかしてや(煙がくすぶって目が痛いから、戸を少し開けてください) 
ずつない 形容詞 気分が優れない様子 今で言う「落ち込んだ」心理状態か?
コーヘーちゃんの母、元嫁、私の母も使っていた。注目すべきは何れも女性が使っていたことである。ヒステリーが高揚状態ならその逆か?
すぼる 動詞 くすぶる 例・魚がすぼっていけんぜ、炭がすぼる。火つけなや、部屋がすぼるけん。
せしかましー 形容詞 うるさい、うっとうしい。 めんどくさい 同・せつかましー
例・せしかましい奴やのー、ちーた静かにせーや(うるさい奴だ、少しは静かにしろ)
せつかましい 形容詞  同上 例・このハエはせつかましーのー。あいとはせつかましー
せつく(せっつく) 動詞 本来は「せかせる」意味だが宇和島地方では「触る」という意味で使われる 例・危ないけんせつかれんぜ(危ないから触ってはいけないよ)
そーたいぶり 形容動詞 久しぶり 例・おーた、そうたいぶやなし(おーっとひさしぶりですね)
ぞーよ 名詞 経済的な負担 例・困ったで、ぞーよがいる
これについては私は知らなんだ、コーヘーちゃん、彼の父、私の母も使っていた
ぞえる 動詞 ふざける 例・ぞえるなや(ふざけるなよ)
丁寧語では、ぞえさんな(ふざけないでください)
そうてて そのようなこと 例・そうててなし(そのようなことらしいですね) 代表的方言か。♪♪おーたがいやのそうててなーし(歌)♪♪
そうてて そうは言っても 例・そうてて、犬がおわえつけたけん(そうは言っても犬が追いかけてきたので)関西弁の「そう言うたかて」に近いか?
そしたら 接続詞 そうすると それでは 例・そしたらいんでくらえ(それでは帰ります)類・ほしたら
そつかましい 形容詞 わずらわしい(受動態での迷惑な様子) 例・本当にこの子はチョロチョロしてそつかましや、あっちに行きさいや(本当にこの子はわずらわしい、あちらに行きなさい)
「せしかましい」とは若干ニュアンスが異なる
そこらせん 名詞 そこらへん ないかや、そこらせんにあらへんか?(無いかい、そこらあたりにないですか?)
そらで 形容詞 暗記して、見ないで 例・あの子えらや、そらで言いよるぜ(あの子は立派だ、暗記して言っている)
そら 名詞 上 例・そこのそらにあろうがや(そこの上にあるだろうが)
たいぎー 形容詞 疲れた 例・わし、たいぎーけん寝らえ(私は、疲れたから寝ます)
たいそな 形容動詞 @大変な、ひどい 例・おーた、たいそな事故しとるで
A大げさな 例・たいそな事しさんなや
B疲れる 例・たいそなけん行かんで
だいや 名詞 線に丸、四角あり、線の外はけんけんでぶつかり合い、足をついたほうが負けだったか?
たごる 動詞 咳き込む
〜だす 〜です。例・そうだすらえ(そうですよ)
たまがす 動詞 驚かせる 例・ええか、あいとたまがす
たまげる 動詞 驚く 例・そがいなことしたらたまげる
だまくらかす 動詞 騙す  例・先生をだまくらかしちゃろうぜ
だれまり 副詞 誰でも彼でも 例・これはだれまり出来ん事で。だれまり言われんぜ(否定的な使用)
だんつり 名詞 不釣り合い(バランスがとれていない様) ・あの靴はだんつり
だんべ 名詞 泥などを運ぶ小型船
ちいと 形容動詞 少し 例・このミカンちいとやんなせや(このみかん少しくださいよ) あいとちいとおかしいぞ(あいつは少し変だ) わし、ちいと疲れたや(私は少し疲れました)
【類】 ちょっぽし。ちょびっと。(物など)  ちょこっと。(時間)例・饅頭ちょっぽし食べさせてくれや。お前ちょこっと顔だしてこいや。
ちゃがまる 自動詞 壊れる 例・弱ったや、わしの車ちゃがまってしもーたで(困ったなー、私の車壊れてしまったよ)高知県の方言としてあるらしい
〜ちょる 助動詞 〜の行為の進行形 但し、この言葉は市内では使わない。八幡浜から北宇和郡一帯で使われているようだ。(俗に「が・ちょる弁」 と言われるように、接尾語「が」が使われる地域でセットになっている ようだ。例・おら言うたがぜ、ほんでもしらん顔しちょるがよ。 (私は言いましたよ。けれど知らない顔をしているのですよ)(高知県では一般的な方言のようだ)(宇和島市内では「〜よる」と使うほうが多い)
ちんち・まんま 名詞 白米のご飯
ちんち・べべ(べんべ) 名詞 綺麗な着物
つい 名詞 同じ、同等 例・これは、あれとついで。(これは、あれと同じです)
ついな 形容詞 同じな 例・あの船、横の船とついな色しとらや
つえる 自動詞 つぶれる 例・そがいなもの乗せたらつえるけんやめや(そんなものを乗せたら潰れるのでやめなさい)
つやす 他動詞 つぶす 例・わしが作った○○やけん、つやすなよ(私が作った○○だから潰さないでください
つかえる 形容詞 混雑する。例・おーた、病院行ったらつかえとってなし
これはもともと共通語としてあるが、最近は使われなくなったので、記念品として載せた。
つばえる 動詞 あそびまわる(動作)、暴れ回る 
(どつばえる) 例・うるさいけん、つばえなや(うるさいから、騒がしい動作をするな)
つらや(い) 形容動詞 悲しいという感情が本来の意味だが、宇和島ではそれほど悲痛な意味ではなく、ちょっとした残念な時によく使う。例・おーたつらや、水かやした。(しまった、水をこぼした)福井在住のKさんから
てがう 動詞 からかう 例・そがい、てがうなや。(そんなにからかうなよ)  その犬噛むけんてがいさんな
てがましい 形容詞 もしかすると、「差し出がましい」の転化かも知れない。
余計なこと、例・そがいなてがましいことしなはんなや(そんな余計なことをしないでください)
てっぺん 名詞 頂上、一番上 先 例・山のてっぺんの木
てっぺす 名詞 てっぺんと同じ意味 同・とっぺん、とっぺす
でぼ 名詞 額 または額の広い人 類・でぼちん、でぼすけ(でぼすけは人に限定)
〜てや 接尾語 言葉全体の強調か 例・行かんてや、見たてや
てんからぼし 名詞 炎天下で照りつけられる事 例・おーたてんからぼしで暑かろがや
てんぽ 名詞 無鉄砲な行為 非常識な行為 例・てんぽな事すなや
てんぐるま 名詞 肩車  例・こいや、てんぐるましちゃるけん(おいで、肩車をしてやるよ)
とー 連語 とっくに、すでに 例・それはとーに済んどるが
どいと 名詞 どいつ そがいなこと言うのはどいとど(そんなことを言うのはどいつだ)
どがい(な) どのよう(な) 例・おばちゃん、どがいな?(おばちゃんの〔具合は、様子は〕如何ですか?)(おばちゃんの〔都合〕は如何ですか?
(具合が悪いと聞いたけんどが、どがいな?)(明日行こうと思う取るんやけんどがどがいな?)
どがいもこがいも どうにもこうにも(否定的な有様)
例・そがい言うても、どがいもこがいもないぜ(そうは言ってもどうにもこうにもならない)
どこまり 副詞 どこかしこに 無原則的な場所(否定的使用)
例・どこまり捨てられんぞ
肯定的な使い方・これは「どこまり見られんぞ」
どつく 動詞 暴力をふるう 例・そがいな事言うたらどつくぞ(そんな事を言うと暴力を振るうよ) 
とっぺす 名詞 頂上、一番上 先 例・山のとっぺすに木があらや(山の頂上に木があるよ)
とっぺん 名詞 同上  同・てっぺん、てっぺす
とっぽさく 名詞 ひょうきんもの、軽薄な人、おおぼらふき。
新明解に、◎とっぽい(形)[俗]@機・(利)を見るに敏だ。〔文脈により、抜け目がない、生意気の意にも用いられる〕A間抜けだとある。当地では【とっぽ話】などと言われ、おおぼら話などの意味で使われるが、本来の出所は同じであったのか。とっぽい、という表現もどちらかと言えば好意的評価ではないだろうか。
例・あいつもとっぽい奴やね。(あの人もとぼけたやつだ)
どばしこむ 動詞 放り投げ込む 例・海にどばしこんじゃれ
とひょうもない 形容詞 滅相もない とんでもない 例・そがいなとひょうもない事言いなはんな
どべ 名詞 一番最後、びりっけつ 例・わしがどべやった 類・げっぽ
どやす 動詞 殴る。暴力を振るう 例・あいとをどやしてやらえ
〜とる 助動詞 〜の行動の現在進行形、および現在完了形か 
・食べとる、言うとる(英語のingである) 類・よる、ちょる 例・食べよる
とわん 形容動詞 届かない 例・あいとは背が低いけんとわん
類「たわん」
とん(する) 名詞 幼児語・転ぶこと そんなことしたら「とん」するぜ
とんぎる 動詞 とんがらさせる。例・この鉛筆ちびたけんとんぎる
とんごろ 名詞 イワシの一種・学名は知らん
どんべ 名詞 一番最後、びりっけつ 例・わしがどべやった 類・どべ
なおす 動詞 片付ける、元通りにする こがいにきさがして、なおしときなはいよ (このように、乱雑にして、元通りにしなさいよ)
ながしゅー 形容動詞 長い間 例・おーた、ながしゅーおおてなかったのー(おーっと、長い間会って居ませんでしたね) 「〜しゅー」は使われる言葉が限られている。
「よろしゅー」(これは映画でもよく聞くが、そう言えば宇和島では日常使っているなー)
なきしむ 動詞 泣きじゃくる 泣き沈むの変化か 例・そがいなきしむなや、
ながせ 名詞 梅雨 広辞苑では四国、九州地方、愛知県で使われるとあった。
ナガセ 名詞 霖雨を「ナガセ」と謂ふ、意ふにこれ希鑞語(見えん)即ち「ナガス」(流)にして氾濫を意味せる語と同一なるが如し
なきしみたれ 名詞 泣き虫 例・あいとは、よいよなきしみたれやが
なきしみたれる 動詞 ひどく泣きじゃくる 例・情けなやの、なきしみたれてからに 
なすくる 動詞 こすりつける なでる 例・そがいなすくるなや
なすくりあい 名詞 押し付け合い 例・なすくりあいしてもいけんてや
なせや?(なへや?) 疑問詞 何故(なぜ)? なんで? 例・なせぞ?(なぜなんだ?)
敬語では「なへな?」「なせな?」と言う
なっそ? 何故ですか? 岩松で「なっそ」と言うどぶろくが作られているので思い出した。良い例・今頃なっそ?
〜なせ 命令語 丁寧な命令語。例・行きなせや、上がんなせや、やりなせや
〜なはい 命令語 丁寧な命令語 例・行きなはい、上がんなはい、食べなはい
〜なせ 丁寧な命令、勧誘、要請。
例・おんなせや=居てください(類・おんなはいや)
 行きなせや=行ってください(類・いきなはい)
他もろもろの動詞に使えるが、(例・読みなせ、やめなせ、たべなせ、泳ぎなせ、やりなせ、笑いなせect)下の「なはい」とは微妙に異なる。「〜なせや」は命令よりは相手の主体的な意志を尊重しているようだが、一方で勝手にすれば、と突き放す意味合いでも留代われる。
〜なはい 丁寧な命令、〜をしてください。同義語・さい
例・行きなはい。読みなはい。泣きなはい。笑いなはい。
なば 名詞 キノコ類
なるい 形容詞 なだらかな、平坦な 例・道がようやーなるーなった。
なんな! 驚嘆語 驚いた時に思わず発する言葉。
「何だって」という意味だが、どちらかと言えば肯定的評価ではなく否定的な驚愕に多い
例・出来ちゃった婚の場合娘が母に「かあちゃん、うち、ややこが出来た。」
なんなー!!」 (最近は当たり前になったか)
普通に「何だって」という意味でも使う。
「ぼそぼそ…」「なんな、聞こえんが」
にき(ねき) 名詞 近く、そば 例・木のにきにおいとる
にぎり 名詞 けち 吝嗇  例・あいとはやっぱにぎりやが
ねくじ 名詞 幼児が眠くてむずかる事 例・それみー、ねくじくっとるがや
ねくじくる 動詞 上記の行為をする
ねさ 名詞 根本、下 例・木のねさにおいとるやろ
ねしな 寝る直前 例・寝しなに恐い本読まれんぜ(〜しな、は通常〜をしている途中だが、これだけ違うような)
本来は「〜しな」は〜の行為直前を意味したのだろうか
ねぶる 動詞 辞書にもあった[方言][雅語]とあるがいちおう載せる なめる、しゃぶる  例・飴でもねぶらしとけや 
ねぶる 動詞 眠るの変化
〜ねや 接尾語 強調する、または同意を求める意味 
例・強調=おらがねや(私がね)、ほんやけんねや(だからねー)
例・同意=ありゃ鳥ぞねや(あれは鳥だよね)
ねらむ 動詞 睨む 例・そがいねらむやてや
ねんがり 名詞 五寸釘を、地面に打ち立てる遊技、ルールは土地で多少異なる。
のーなる 連語 亡くなる 例・あの人のーなったと。
のける 動詞 仕舞う、保管する 例・これもろたけん、大事にのけとけや。
のぶ 動詞 伸びる 例・木がのぶ、大きいなったら背がのぶけんのー
のんのさん 名詞 (祀ってある)仏様  
はーい 挨拶語 こんにちは か 
最近はほとんど聞かないが、九島のおばさんが物を売りに来たときには、必ずこういって入ってきた。昔東京で、 知人が駄菓子屋に入るとき「くださいな」と言ってはいった時にはたまげた。これを連想した。
はんまちがい
(半・間違い)
形容詞 中途半端でそれになりきっていない様
(褒め言葉ではなくけなす言葉)
例・女の半間違いみたいなこと言うなや……(こーへーちゃん指導)これは例も難しい。実は家内と会話をしていて「猫の半間違いな犬を連れてきて…」という話が通じず、方言だと気がついた。数人の宇和島人に確認をとって確信した。
ぱっち 名刺 ももひき (変化で、あんやんぱっち、じーやんぱっちがある)
(これは標準語らしい) patch ツギから来たと思っていたら、辞書には朝鮮語パジの変化とあった。
はすい 形容詞 軟弱なこと。普通は物の状態に対して使うが、人格を評価する場合にも使う。大阪のSさんからのメールで思い出した。反対語=しわい
例・あの木ははすいけん登られんぜ(あの木は折れやすいから、登ってはいけませんよ)
はさかる 形容動詞 ひっかかる、(はさまるからか?)例・いけん、歯にものがはさかったや(まずい、歯にものが引っかかった)
ばっぽ 名詞
ばばいー 形容詞 まぶしい 例・ばばいやねや(まぶしいねー)
はまる 動詞 通常の辞書にある、物が入るとは別に、
入れる、入る。例・タイヤに空気をはめる。そがいなとこ立っとらずに家にはまんなはいや  みぞごにはまる 福井のKさんから 
はぶ 名詞 歯茎 例・はぶがはれたや
はります 動詞 ぶん殴る 例・そがい言いよったらはりまっそ
はんこ 名詞 すべて無くなる事、反古からきたのか? 
例・あーあ、負けてしもうて、はんこになった。
うちらでは負けた相手を「はんこちょろまけ」と言ってからかっていたが北新町では「…ちょろむけ」と言っていたそうだ。ちょっと違うような??
はんご 名詞 野鳥を捕る罠。木の反発を利用したしくみ。
はんぼ 名詞 たらいを小さくした、ご飯を入れて酢飯などを作るときに使う容器。(うちでも、家内の実家でも使っていたらしいから方言だと思う。広辞苑には出ていなかった。)
ひがしやま 名詞 薄く切ったイモを干した食べ物
干菓子から来たのか? 主におやつとか間食にしていた。そのままでも食べるし、火であぶっても食べた。甘い味だった
ひしもぐ 動詞 折る  同類・もぐ  例・邪魔な木やけん「ひしもい」じゃらえ
ひしゃくる 動詞 しゃくり取る  例・そがい「ひしゃくる」なや
びす 名詞 傷などでできた頭部の部分的ハゲ
ひた 名詞 下のこと。 例・あの木ん「ひた」においつろう
ひち 名詞 七(しち) 関西では「し」を「ひ」と発音する。看板でも質屋をひちやと書いている。逆に関東では「ひ」を 「し」と発音する。ひどい人になると「ひ」の発音が出来ない人が いるらしい。羊皮紙を「ようしし」としか発音できない人がいた。
ひちぶしゃ 名詞 やもり
ひっしこ 名詞 必死 例・おっとろしや、「ひっしこ」になって逃げよらや
びっちゃ 名詞 ぬかるみ 例・いけん、あそこはびっちゃぜ(だめだ、あそこはぬかるんでるよ)
ひなか 名詞 暑い日中(夏だけの事か) 例・こがい「ひなか」に来てもろうてから
ひなち 名詞 日にちのこと 例・いけん!ひなちまちごうとった
ひなやみ 名詞 火遊び  例・あぶないけんひなやみしなはんな
ひねくる 動詞 つねる 同義・つめくる
ひやい 形容詞 寒い。冷たい 例・おーたひやいねや(おっと寒いね)
ひよそい 形容詞 かぼそい  例・「ひよそい」木やねー(か細い木だなー)
びんちょ 名詞 もみあげ
ふーが悪い 連語 世間体が悪い きまりが悪い 例・そがいなことして「ふーが悪い」
ふしける 動詞 傷やできものが化膿する
ぶち〜  接頭語 主に暴力的な動作につき、それの強調を表すのか?辞書にも載っているが。こちらでは日常的によく出る。
例・ぶちなぐる ぶちかます ぶちます ぶち投げる ぶち捨てる ぶち切る ぶちやめる ぶち壊す
ぶちます 動詞 ぶん殴る 例・ぶちまっそ
(腹が)太る 形容詞 おなかいっぱいになる。(同=こえる)
例・ようけ食べたけん腹が太って苦しいや
ぶんぶ 名詞 水、お湯・お風呂(幼児語)   例・ぶんぶ飲むか。ぶんぶ入るか?
(ぶんちゃぶ) お風呂(ぶんぶちゃぶちゃぶ−の省略か?)
へしまげる 動詞 強く曲げる 例・おーお!あいとへし曲げたや
へっち 名詞 脇、横、はずれた場所 同・へっちょこ、へこちょ 例・人が言いよる時にへっち向くなや。
へつる 動詞 削る、少し取り除く  例・ちょこっとへつる
へんど 名詞 お遍路さん 宇和島藩記録抜書にも「辺土」「遍土」と言う文字がある。巡礼をさしているのだろうが、私が子供の頃は巡礼も他の人も区別の付かない時期があった。
(お)べんとーつかい 名詞 ピクニックに行く事。弁当を持って野山にでかける事。例・べんとうつかいに行かんかな?
ほーべた 名詞 ほっぺた
ほーはっちょ 名詞 おたふく風邪
ほうほう 感動詞 そうそう 忘れていたことを思い出したとき、あるいは、相手の言葉に同意する意味  例・ほうほう、そがいなことがあったねや(そうそう、そんなことがありましたね)宇和島地方ではサ行とハ行が入れ替わることがある(入れ替わりの例=れで→れで、等々)
ほがす 動詞 壊す、痛める。(本では掘るとあったが、それは知らない)
ほけ 名詞 @湯気、特に寒い時に白く見える呼気 例・おーた寒やねやほけが出るぜ Aイモ焼酎
ほしたら 接続詞 そういうことだと それでは 例・ほしたらいんでくらえ(それでは帰ります)類・そしたら
ほたくる 動詞 放りっぱなしにする 放り投げる 例・そがいなとこに、ほたくるなや。(そのようなところに、放りっぱなしにしてはいけませんよ)
骨がましい 形容詞 めんどくさい 例そがいな骨がましい事しさんなや
本来はやたらと骨の多い魚
ぼる 形容動詞 漏れる 例・このバケツ水がぼるけん替えてや
ぼれるの「ラ」抜きか?
ぼれる 形容動詞 漏れる 例・この穴から水がぼれるけん
ほんこ 名詞 金銭、物品を賭けた本気での勝負  反語・うそこ
ほんしょく 名詞 達人 例。おーっとがいや、お前何やってもほんしょくやが。本職からきたのだろう。
ぽんしん 名詞 綿入れのはんてん 例・さむうなったけんぽんしんだしてや。
ぽんせんべい 名詞 米を加熱して丸く平たい菓子状にしたもの。作る時に圧縮した蒸気の パンとかシュンと言う音がするので、この名前になったのか 手のひらサイズになった、連結した米が原料のポップコーンを連想して ほしい。これはどの地方まであるのかな。
まい 名詞 眉 類・まいのけ(眉毛)
まことよ (まことや) その通りだ 高知県では「本当に」を「まっこと」と言うらしいが、宇和島では感心してつぶやいたりする時に使う。真から来ていると思う。標準語でも「まことに遺憾です」とは言うが「まことや」とは古語から来ているのだろう。
まねし 名詞 真似をする人=もの真似ではなく他人の行為を真似する人 例・あいとはよいよまねし
まるし 名詞 まるの事(丸い印しからきたのか?) 例・そこにまるし書いとけや
〜まり(誰まり) 滅多な人に 例・この事は誰まり言われんぜ(滅多な人に言っては駄目だよ)
〜まり(何処まり) 滅多な所に、 例・何処まり捨てられんぜ(滅多な所に捨てては駄目だよ)
〜まり(何時まり) 滅多な時間に 例・何時まり行かれんぜ(滅多な時間に行っては駄目だよ)
〜まり(何まり) 滅多なことを 例・何まり言われんぜ(滅多な事を言ってはだめだよ)

重複するが「〜まり」

の勉強に行く

〜まり、は対象を熟慮して行動するように諭す、否定の柔らかい命令形。覚えているのは、何時、誰、何処 何、の「時間」「対象人物」「場所」「内容」に限られていたと思う。

肯定的な意味合いにも使われる。

誰まりできんぜ=それが出来る事を褒めている。
例・こんな仕事は誰まりでんぜ。
何時まり見えんぜ=それが見えた事を喜んでいる
例・あがいな綺麗な虹は何時まり見えんぜ。
何処まりないぜ=それがあることをたたえている。
例・こがいに綺麗なな桜は何処まりないぜ。

みぞい 形容詞 短い、大きさが足らない  例・このズボンみぞいわえ
みぞご 名詞 溝(みぞ)のこと どうやら土佐のほうでも使うらしい 例・「そこにみぞごがあるけん、はまんなよ」
むぐ 動詞 剥く、剥ぐ(はぐ) 例・みかんむごうか
むなおち 名詞 みぞおち
めんどらしー 形容詞 恥ずかしい みっともない  同・めんどしー 
例・めんどしー事しなはんな(恥ずかしい事をしないでください)
めいぼ
めーぼ
名詞 ものもらい(目の病気) (松山では「めぼ」と言うらしい)
めんた 名詞 雌 メス 反・おんた
もがう 動詞 文句を言う、抵抗する  例・そがい「もがう」なや
もぐ 動詞 @折る、A果実を取る  例・木をもぐ、実をもいでくれ
もしゃくる 動詞 くしゃくしゃにする 例・あの紙、もしゃくって捨てたや。
もどし 名詞 帰りがけ 同・もどりし、もどりしな 反・いきし  例・もどしに寄るけん
ももた 名詞 太股
もぶす 動詞 まぶすの変化
もんた(て) 帰った(て) これしか使わない。命令形、終止形がない。連用形、連体形しかないが、形容詞なのか。判らなくなってきた。
例・さっきもんた(さきほど帰った)
もんてどっか行ったや(帰ってどこかに行った)
やおい 形容詞 柔らかい   同・やわい   例・やおい餅
やせこつ 名詞 痩せている事  例・あいと「やせこつ」やねや
やねこい 形容詞 しつこい、しぶとい 例・あいとは「やねこい」奴やねー
やらしい 形容詞 いやらしい  例・「やらしい」事いいさんな
やわい 形容詞 柔らかい  例・やわい餅やが
やんさい 動詞 下さい。 
(物品を購入する場合と、動作を依頼する場合とに使う)(昔、中学校の修学旅行の際、大阪のデパートで「これ、やんさいや」と言って通じなかったやつがいた。断じて私ではない)
例・
上がってやんさいや(上がってくださいな)
ゆーれん 名詞 幽霊の変化
よいよ 副詞 大変に、非常に、と私は理解している 例・よいよきれいな人やねや。(非常に綺麗な人ですね)
本などでは「いよいよ」の変化と書かれているが、私は全く違うのでは ないか、と思う。いよいよは、「ますます、だんだん」という意味であり、 状態の継続的変化である。本来はそうだったのかもしれない。しかし、私の中ではとてもとか非常に、という感嘆 すべき状態の様である。この違いのニュアンスわかるかな?
よくい 形容詞 欲張りな  例・よくい事すなや
よこし 名詞 横向き  例・車がよこしになっとらや
よせる 動詞 仲間に入れる 例・うちもおはじきによせてや(私もおはじきに入れてください)※おはじき=女子の遊技
(ゲーム、遊技に)あいつもよせちゃれや
よったり 四人が(で、の) 例・ほんならよったりできなはるんかなし(そうしたら四人でおいでになるのですか)
よばん 連語 及ばぬ、の変形 例・来るにはよばんけん(来るにはおよばないから)
よもだ 名詞 横車を押す事、道理に反する事 (変人に対する否定的な評価)本では「訳の分からない事を言う」とある
東京から来た愛媛県某記念館の館長は良い意味に理解していたが?それは可笑しい。あいとは「よもだ」ばっかし言うけん呼ぶなや(あの人はへ理屈ばかり言うから誘うなよ)
よもしれん 連語 訳の分からない  例・よもしれん事しなはんな
〜よる 助動詞 〜の行動の現在進行形 例・行きよる、読みよる(英語のingである)同・〜とる、〜ちょる 例・勉強せー勉強せー言うて、今勉強しよるやろがな(勉強しろ、勉強しろと言って、今勉強しているでしょう)
〜よれ 動詞の命令形 (〜を)していろ  同・ちょれ
例・見よれ(見ていろ)、しよれ(していろ)読みよれ(読んでいろ)、泣きよれや、笑いよれ
よろしゅー 副詞 よろしく 例・ほんならよろしゅー言うとってや(それならよろしくお伝えください)
りこい 形容詞 賢い(利口の変化)  例・この子はりこい子やね
わけす 名詞 理由、訳。 例・さっぱし「わけす」がわからんてや
わざっと 副詞 わざと、故意に 例・わざっとにしたんか?
わざに 副詞 @わざわざ 例・わざに来んでもよかったのに
副詞 A故意に 例・あいとわざにやったんで
わらぐろ 名詞 収穫のすんだ稲藁を集めたもの
わやく 名詞 荒っぽい行為 破壊する行為   本では「いたずら」となっているがうーん、標準語で説明は難しい   原形は「わや」から来ているのか?整っている状態の様を、混乱させる、という事か
例・そがいにわやくすられんぜ (そんなにむちゃくちゃしなさんな)
例・あいとがそれをわやくにした。(あの人がそれを滅茶苦茶にした)
わやくする 動詞 上記の行為をする、 
わやくちゃ 名詞 目茶苦茶 例・あーあ、わやくちゃにしてしもうて

管理人が生徒だった頃の先生のニックネームシリーズ
ざんば 城南中で美術を教えていた今西先生
がんめ 前田先生
めっさ 東高で英語を教えていた中村先生

監修・山田三左衛門(言語学最強の素人)

宇和島地方の方言には、かなり関西の言葉が見られる一方、市内のアクセントは関東に近いものがある。アクセント、発音などは別の機会に述べるとして、今回は主に用語に限定した。

一、主に大阪弁を主とした関西弁と共通性のあるもの
一、古語が生きているもの
一、この地方だけにしか見られないもの

この三つが主な方言の要素を占めている。地元では方言だと思って方言の本に載ってはいるが、全国的に標準語の俗語として使用されているものも多い。
例・がっぽり、けんけん、ぎっちょ、きっぷが良い、等々。

(映画・「仁義なき戦い」で使われている広島弁と思われるものは、ほとんど共通な臭いがした。ただし、こちらでは全く使われないものも多数あった〔例・こんな=おまえ〕)

総じて、一次産業にまつわることからくるのであろうか、荒っぽい行動に関する言葉が多い。例・殴る、という事に関する言葉、あと、賭け事、勝負事に関してもこの地方の特徴を表しているのか。こういう言葉は主に男性が使うのであろうが、生活の主体がやはり男性の肉体労働によるものであり、その厳しさが、乱暴な行為の言葉となっているのであろうか。また、自己主張する事が生活の上で不可欠であることを証明しているのだろう。

一方、そのような荒っぽい行為の方言が多く見える反面、余所には見られない、古語に起因するところの丁寧語、謙譲語が多くみられる。その一つが「さい、はい」「なせや」などであろう。海の荒っぽい男でも「早よー、のんさいや(早く載りなさいや)」「早よしなせや(早くしてください)」「早よー、のんなせや」
などと、身内であれば「早よーのらんか、ぼけ」と遠慮無しの荒っぽい罵声を浴びせるところであるが、他人に対する、敬語はわきまえている。
海だけではない、農村でも言葉の端々に、生活の厳しさを感じる。とりわけ人がよさそうに思えても、他人の性格に対する評価は良い評価よりは厳しい評価による言葉が多くみられる。これもまた貧しさからくる自己防衛策なのであろうか。
南予の人間が人の良い性格と思われながらも一方で、閉鎖的な村社会の雰囲気を持っていることの原因はここにあるのだろうか。
これは一概に決めつけは出来ないが、市内中心部に比べると海岸地方は開放的である。異端者と思われないかぎり、その社会への受入に対しては寛容である。

私、山田三左衛門はこれを書くにあたり以下のことに留意した。関西弁に近いものかどうかを考えるとき、「明石家さんま」がしゃべる姿を頭に浮かべ、また、この地方独特の言葉は、海岸部なら声の大けな「遊子のフルヤさん」を、山間地なら、亡くなった母方の祖母が言う有様を想定しながら、篠崎先生の書かれた「宇和島の方言」(本と書いている)を参考にした。篠崎先生は大洲生まれなので、私とはまたニュアンスが異なっていると思う。他にも多数掲載されているが、私の使った覚えのあるものに限定した。また、これは方言なのに、載っていないと思われるものなどを付け加えた。

宇和島の方言で、辞典に載せるポピュラーなものが他にあれば教えてください。
ただし、公に使われていると認めたもので、趣旨に沿うものに限ります。

「がいな」言葉の新発見

アクセントについて


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