上甲正典と宇和島東高野球部・栄光の伝説
昭和62年(1987) 夏 7月31日
宇和島東・甲子園初出場
宇和島東高校野球部創部は87年目にして悲願の甲子園初出場を決めた。
以来春夏あわせて11回の甲子園出場を果たし、四期連続出場、
夏の三連覇と愛媛県高校野球の歴史を塗り替えた。
これはその栄光の記録の一部である。
三 島 000000100 1
宇和島東 00000203X 5
前半までは息詰まる投手戦を展開したが、宇和島打線が終盤一気に
火を噴き、投手との歯車もがっちりかみ合って三島を退けた。
勝因はなんといっても小川の好投だろう。五回まで走者を許したのは1回の
1四球だけ。伸びのある球で低めをつき、三島打線を詰まらせ、二塁を踏ませ
なかった。七回1点を許したものの、八、九回は三者凡退。準々決勝まで
先発で登場しながらも途中マウンドを松本に譲っていた小川とは思えない
小気味よいピッチングだった。
この好投に打撃陣も奮起した。それまでスクイズをはずされるなど攻めあ
ぐんでいたが、六回、死球と安打で作った二死一、三塁に1年生柴田が
左中間を抜く二塁打で2点をあげ、均衡を破った。一点差に詰め寄られた
八回には山中の中前打を口火に一つの死球を挟んで下位が4連打をあ
びせて、3点と今大会屈指の好投手、三島の合田を打ちくずし、
セーフティーリードを奪った。 昭和62年(1987)7月31日
宇和島東は悲願の甲子園初出場を果たした。
昭和五十九年、六十一年と決勝戦まで進みながら、何れも松山商
の大きな壁に阻まれ、この四年間で今度が実に三度目のアタック。そ
れで各試合粘りに粘って、混戦を抜け、とうとう征服した。五十七
年以来、川之江、松山商で「独占」してきた甲子園に南予の伝統校、
宇和島東がやっと割り込んだ。価値ある優勝であった。
【三 島】
打
安
点
振
球
C森 実
4
0
0
0
0
E西 原
3
0
0
0
1
B本 田
4
0
0
0
0
F高橋智
4
1
0
0
0
G曽 田
2
0
0
0
0
A三 木
3
1
1
0
0
H伊 藤
3
1
0
0
0
@合田郷
3
0
0
1
0
D合田勉
3
0
0
2
0
犠 併 残
0 1 3
29
3
1
3
2
【宇 東】
打
安
点
振
球
C大 石
4
1
0
1
0
B大 塚
3
0
0
2
1
E山 中
4
2
0
0
0
A明 神
1
0
0
0
3
H松 本
3
1
1
0
0
F柴 田
4
2
2
0
0
@小 川
3
1
2
1
1
G浜 田
4
1
0
1
0
D竹 長
4
1
0
0
0
犠 併 残
1 1 7
30
9
5
5
5
投 手
回
打
安
振
球
責
合田郷
8
36
9
5
5
5
小 川
9
31
3
3
2
1
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